女王蜂、年々トチ狂ってきてません?

邦ロック
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普通にいい音楽って確かに普通にいいから、耳にとって当たり障りないし聞きやすいんですけど。聞いてるとやっぱりすぐ飽きちゃうんですよね。退屈なんですよ。

女王蜂とは

 女王蜂、知ってます?こんなGoogleのお払い箱みたいなブログまでわざわざ辛気くさく文章読みに来る連中なら知らないことも無いと思いますけど。

 念には念をぶち込んで今一度さらっとプロフィール確認しておきます。

  生年、性別、国籍 :いずれも不明

 必要なかったわ。忘れててすんません。今一度~…とか行ってた自分を五分前に戻って射殺したいです。


 そして、右から2番目、ボーカルのアヴちゃんの声域は、低めに見積もっても百オクターブくらいある。

 初期の頃はドレスコードを指定したライブなんかもやっていったりして、『ジュリ扇持参』『仮面装着』などのラインナップがあった。そして、「ドレス」や「ピンヒール」で参戦するファンも多い。 バンドだけでなく、ファンの癖も相当強めだ。

 しかし、私はずっとライブに「行きてぇ、行きてぇ」と言っていながら行けていない。人気過ぎてチケットが即完売するからだ。当方、自分の見に行きたいバンドのライブのチケットが完売するのは極稀なので、女王蜂のチケットを取る能力は持ち合わせていない。

 札幌でライブをやる時は本当に即日完売で、確か去年は土日2日間連続で札幌でライブをやっていたが、それでも即完売だった。

 そして今年は、いつのまにかZEPPになってた。つまり、未だ急成長中であり、私が今最もライブに行きたくて行けないバンドだ。


勘違いされやすいバンド

 さてさて、そんな女王蜂なんですけども。なぜ今更記事を書くに至ったかって言うと、年々その様子が狂ってきてる気がするんですよね。

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 こちらは、『貞子×女王蜂』のコラボが見られる貴重秘蔵映像だ。

 これは個人的にめちゃくちゃツボで、不本意ながらも貞子を見ながら爆笑する、という事態に至った。

「きっと来る~~♪」なんてことをやってるから、またそういうバンドだと思われるのだ。さすがにリズミカル過ぎるやろ。

 ただ、そういう面白いことなら何でもやるところが、結局好きだ。


女王蜂の狂気

 普段音楽聴いててよく思うことなんですけど、普通にいい音楽って確かに普通にいいから、耳にとって当たり障りないし聞きやすいんですけど。聞いてるとやっぱりすぐ飽きちゃう。退屈なんですよ。

 そんな時に生じる、怖いもの見たさの様なもの。富士Q行って旋律迷宮入って五分でリタイアさせる大学生バリの圧倒を毎年見せつけているのが、女王蜂だ。

女王蜂 『催眠術(Hypnotize)』Official MV

“狂気”以外に形容のしようがない。

 気がチガってる感じを、ビジュアル、映像、演出、声のあらゆる手段で徹底してくる。このぬかりのなさだ。

 キチガイビジュアルバンドランキングがあったら堂々の首位。二位が四星球とかじゃないですか、やりてえなコレ。
 それなのに、音楽性は人前で踊るのなんて恥ずかしくてしょうがない成人私のような凡人であっても踊りたくなるというギャップ。金輪際踊ったことなんてねえぞ、ワレ。

 この危険な匂いに、踊りたくなる浮わつき。もはや薬物的なソレに近い。聴くのをやめられなくなるのだ。

女王蜂 『デスコ』


 これは、2011年公開の映画『モテキ』の主題歌になり少々話題になった。この曲も、ドレスコード指定のライブなんかも、実際には「話題作り」の極みだったと思う。

 そしてそれが面白おかしかったから、メディアも夢中になって食いついてた。特にロック界の重鎮と言える雑誌、『ROCKIN’ON JAPAN』というのがあるが、これがもう異常な程のプッシュだった。

 だから、邦ロック界では異常な程のスタートダッシュで、とにかく爆発的に売れた。そりゃロッキングオンが猛プッシュをかければ格好もハデだし売れるわな、とは思った。

 そして、それによって潰れたようなバンドだ。


この曲を、知って欲しいんだ。

 女王蜂の曲の中に、『髪の毛』という曲がある。

あの時肩まで伸びたあなたとあたしとの仲を
一瞬の暑さが嫌になって簡単に切ってしまったあの夏

これはその歌詞の一部だ。

詩的過ぎる。

 同じ人の口から、頭から、生まれた言葉だと思えるだろうか。こういう優しさと切なさを持っているから、敵わない。

 そして、これはシングルじゃなくて、アルバムに挿入されているだけの曲だ。

 こういう詩的な曲よりも、話題性のある派手なことをした方が売れるっていうことが分かっている。そういう女王蜂の頭の良さが、この曲を更に切なくする気がする。


一度活動休止している

 先ほど『潰れた』と言ったが、これは単純にバンドの宣伝効果があり過ぎたせいだ。初期の段階で、「女王蜂はこれだーー!!」っていうのが出来過ぎてしまった。アーティストだけじゃなくて、人間にとっても変われなくなることほど、ツマらないことはないだろう。

 だから正しく言うと、『潰す』ために、活動休止に入ったんだと思う。






 そして帰ってきた。

 潰した後はもう、開き直っていた。とても正直になっていて、もの凄く、変わっていた

女王蜂 『緊急事態(オフィシャル・リリックビデオ)』

 そして女王蜂は今でも変わり続けている。だからこそ、新規ファンも増えてますます大きくなっている。

 最後に上の歌詞の話に戻るが、この『髪の毛』という曲は、解散後初めて出した『綺麗』というアルバムに入っている。

 だから、こうやって派手な活動の中に、たまに見える女王蜂の憂いのような素直が、切なくて、愛おしくて、たまらないのだ。





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