『鈴木実貴子ズ』みたいなバンドが売れないなら日本人の音楽の価値は衰退し切っている

邦ロック
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この曲が響かないとオワり。

「最近の若者は下らないカルチャーで喜ぶ」
「Youtuberなんて、ナニが面白いのか分からない」



 こういうのを40過ぎた白髪のオッサン達が討論番組で真剣に議論するのにはどういう効果があるんですかね?誰も見てないでしょ、10代。

 しかし最近の若者、見たら見たで「うるせえ、カルチャーに良い部分を見つけ出せなかった老害が世の中の真理みたいに語るな」と食ってかかるんでしょうね。分かりすぎて、そのまま『未来予想図Ⅲ』として歌を発表できそうです。

 そんな感覚の麻痺しきってしまった現代人に、この曲が響かないとオワリだというバンドを発見しました。

とりあえず聞け。


アホはくりかえす / 鈴木実貴子ズ


 正直ね、こんな音楽解説したくなんてないんですよ。マジで自分で感じ取って欲しいし勝手に感動して欲しい。これにナニも感じないなら、もう実写版SEKAI NO OWARIです。

 この曲の再生数がまだ1万も行っていないのが、理不尽過ぎて法に訴えそうです。ナゼか音楽にカオを求めるようになってしまった現代人の頭にはもうこういう曲は響かないんですかね。カオとかボディラインとかGカップとか分かりやすい良さを求めすぎて、人類の感受性が鈍くなり切っていることが悲しいです。

やめなくてもいい、音楽。


鈴木実貴子ズ「音楽やめたい」


 バンドやってるヤツなんてみんなやめなくてもいい音楽を探しているんですよ。結局音楽の価値なんて再生回数や集客数やフォロワー数でしか計れないから、そうやって人にウケる曲を作って上手に売れていくバンドを見たり、炎上を味方に付けて進むレペゼン地球を見たりすると、本当にムカつきます。

 カネの稼げないことをやるのに意味はあるのかなんて思ったり、それでもあんな方法で売れたくないなんて思ったりしながら、自己肯定のハードルを極限まで低くしてなんとか続けるんです。願わくば、そういう最後まで自分を曲げないバンドだけが残って欲しい。日本の音楽界は本当に残酷で理不尽。

プライド捨てるくらいなら、音楽なんてやるなよ。

 こういうバンドが、本当に売れて欲しい。全力で音楽の価値を再生しに来てるのが分かるから。

 人にウケにいってまで売れようとするなら、それはもう音楽という芸術ではなくて、商品です。顧客のニーズをちゃんと分析して、そこに当てはまりにいく曲を作ってるバンドは、もう音楽なんてさっさとやめて会社に就職したらどうですか?その方が採算もとれるし。


 鈴木実貴子ズみたいなバンドは、「あいにーじゅーあいをんちゅー」みたいな下らない音楽が流行ることなんて分かりきっていて、カオが可愛ければモテることなんて分かり切っていて、それでもそんな方法で自分が受け入れられたって何の価値もないと思うから、捨てられないプライドで戦うんです。正真正銘のバカ。

 自分も、『こういう曲は売れなくても音楽界に残さなきゃいけない。』と明確に思います。それでも、やっぱり売れて欲しいんですよ。こういう曲を、もっと聞いていたいから。


 こういうバンドは、これからめちゃくちゃ傷つきながら進んでいくんだと思います。ありのままの自分で戦って売れないと、本当に社会から否定された気持ちになるから。だから何とか食えるくらいには売れて下さい。食えるくらいには、聞いてやって下さい。

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